より子の言の葉。

30代半ば独身女の読書ブログです。

【おすすめの本】#一番の本(Twitter)を紹介します。

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ブログを始めてから、 今まで読書記録だとかレビューを残していなかったことを悔やんでおります。

せめて一言でも何かしら残していればもう少しまともなことが書けるのに、アホみたいな量を読むからトコロテンのように記憶が消えていくのです。

(読書の意味とは・・・)

そんなトコロテン脳の私でも印象に残っているものを考えて考えて呟いたのが、上記の4冊です。思い入れが深すぎるのでちょっと語らせてください。

#一番の本(Twitter)について語りたい。

【一番好きな本】東京バンドワゴン(小説)シリーズ by小路幸也

東京バンドワゴン (1) (集英社文庫)

東京バンドワゴン (1) (集英社文庫)

  • 作者:小路 幸也
  • 出版社:集英社
  • 発売日: 2008-04-18

 同じ北海道出身の作家さんということで本屋で特集を見かけたのが手に取るきっかけだったと思います。

ワゴンカーでバンド巡りでもする話かと思ったら全然違いました。「東京バンドワンゴン」という下町の古本屋さんを営んでる堀田家のお話。

当初は人が死なないミステリー、いわゆる日常の謎を解決していく連作小説でした。

今では続きに続いて13冊目です。ミステリー要素はもはや重要ではなく、

この本は小説版サザエさんです。

どの登場人物も魅力的で、古き良き日本の大家族の姿が読めるのです。

このシリーズをリアルタイムで読んでいた人は、ドラマ化された時に大いに感動したと思います。

私は昭和生まれの平成育ちですが、不思議と「ノスタルジー」を感じるのです。

毎度毎度あとがきに号泣せずにはいられない。

こんなに情緒に訴えかけられる作品は少ないのです。

というわけで、我が子の成長をいつくしむように堀田家の物語を楽しみにしています。

【一番面白かった本】希望の国のエクソダス(小説)by村上龍

希望の国のエクソダス (文春文庫)

希望の国のエクソダス (文春文庫)

  • 作者:村上 龍
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売日: 2002-05-10

2002年秋、80万人の中学生が学校を捨てた。

経済の大停滞が続くなか彼らはネットビジネスを開始、情報戦略を駆使して日本の政界、経済界に衝撃を与える一大勢力に成長していく。

その後、全世界の注目する中で、彼らのエクソダス(脱出)が始まった――。

壮大な規模で現代日本の絶望と希望を描く傑作長編。

 村上龍はエロ小説とカンブリア宮殿の人だと思っていたのは私だけでしょうか。

「半島を出よ」と悩んだ結果がこちらです。

この作品が2000年に書かれていることがまず凄いです。不登校の中学生が学校を捨て「仕事」と「国」と「通貨」を作る。

物語は淡々としているのですが、あのワクワク感は半端じゃないです。

この時村上龍が描いた未来予想図にはなっていないけれど、近しいものはあるのじゃないでしょうか。いつこのようなことが起きてもおかしくない。

そして「希望だけがない」と言っていた彼らの言葉は今もなお引き継がれているのではないかと思います。

絶望の国の幸福な若者たちをちょっと思い出しました。

そしてこの小説が若者の反乱だとするなら、「 オールド・テロリスト」はお年寄りの反乱です。

村上龍の長編小説はハズレが無いので、長さにめげずにぜひ読んでほしいです。

【一番おすすめの本】葉桜の季節に君を想うということ by歌野晶午

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして―。

あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。

 推理小説としての衝撃度も最高。伏線回収もお見事。映像不可作品なので小説でしか読めないところも至福。

読後感が希望にしか満ち溢れない、これ以上の作品を私は知らない。

っていうことで、普段本を読まない人にも読む人にもとりあえずこれをすすめています。

読みやすい、わかりやすい、強いて言うなら最初の方の微エロが女子にはひかれるかもしれないので、男性が女性にすすめるのは気を付けてください。

  【一番価値観が変わった本】人間仮免中(コミックエッセイ)by卯月妙子

人間仮免中

人間仮免中

  • 作者:卯月 妙子
  • 出版社:イースト・プレス
  • 発売日: 2012-05-18

夫の借金と自殺、自身の病気と自殺未遂、AV女優他様々な職業…
波乱に満ちた人生を送ってきた著者が36歳にして出会い恋をした、25歳年上のボビー。
男気あふれるボビーと、ケンカしながらも楽しい生活を送っていた。
そんなある日、大事件が起こる――。
年の差、過去、統合失調症、顔面崩壊、失明……
すべてを乗り越え愛し合うふたりの日々をユーモラスに描いた、感動のコミックエッセイ! 

元AV女優で統合失調症の著者が魂をこめて描いた作品。

けして絵が上手なわけでもないし、内容も常軌を逸しているけれど、涙が止まらなくて、読み進められなくて、幸せになってほしいと心から願うばかりです。

もう生きているだけで素晴らしい。

続編「人間仮免中つづき」が出版されて、どんなに嬉しかったか。

感動を超えた物語です。

 

<編集後記>2018.08.06

勢いのまま書いてみた。冒頭に突っ込んだ「読書の意味とは・・・」呼吸をすることです。呼吸をするように活字を読むのです。読まないと苦しい。だから、読み続けるしかないんです。生きづらい性分だなと思うけどしゃーない、それが人生ってやつだ。