より子の言の葉。

30代半ば独身女の読書ブログです。

【2019年】本屋大賞候補作品のあらすじと期待値をまとめました。

2019年01月22日(火)12:00

とうとう本年度、平成最後の本屋大賞の候補作品が出揃いました。

今年一番の胸の高鳴りを、世間とのズレを感じながら受け止めました。

どうも、より子です。

推しに推していた「本のエンドロール」は入選せず、がっかりしましたが、全作読了していないので楽しみでなりません。

直木賞候補作品にあった「ベルリンは晴れているか」「熱帯」が順当に残っており期待値が高まりますね。

出版社で言えば何かと話題の幻冬舎が入っていなくてびっくりです。

(角川も創元も入ってないなんて)

はてさて私と同じように、本屋大賞を楽しみにしている方へ、あらすじと個人的な期待値をまとめました。

一応ランキング順ですが、恋愛小説が苦手なので低めです。

代表作は個人的な選書です。一般的な代表作を知りたい方は、Wiki見ようね。

【2019年】本屋大賞候補作品のあらすじと期待値

『フーガはユーガ』伊坂幸太郎(実業之日本社)

フーガはユーガ

フーガはユーガ

 

常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。

双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。

僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。

(データベース) 

基本的にデータベースからしか引用しないのですが、Amazonの内容紹介引用がヤバイです。

あらすじは秘密、ヒントを少し。

双子/誕生日/瞬間移動 1年ぶりの新作は、ちょっと不思議で、なんだか切ない。

(Amazon内容紹介)

あらすじ秘密って・・・秘密って・・・

伊坂だからって何だって許されるのか!

・・・うん、まぁ許されるな。許されるから良しとしよう。

もう伊坂は何書いても面白いから、期待値最高の第1位です。

本屋大賞常連もいいところでしょう。

毎年毎年尋常じゃないクオリティを出し続けるなんて、天才を通り越して神。

神様の作品です。 私がどんだけ持ち上げて、ハードルを上げても人知を超えて来るから大丈夫。多分絶対面白い。

伊坂の代表作が何かなんて、決められないくらいどれも面白いけど、私は「砂漠」推しです。 第五回本屋大賞を「ゴールデンスランバー」で獲っています。

『ベルリンは晴れているか』深緑野分(筑摩書房)

ベルリンは晴れているか (単行本)

ベルリンは晴れているか (単行本)

 

 総統の自死、戦勝国による侵略、敗戦。何もかもが傷ついた街で少女と泥棒は何を見るのか。1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅出つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり―ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。最注目作家が放つ圧倒的スケールの歴史ミステリ。

第165回直木賞候補作品でもあり、このミスとかで絶賛されている作品です。

私は歴史色の強いものは苦手だし、海外モノも苦手です。著者のことも全く知りません。

だけど期待値だけで言ったら、第2位です。

ほぼ予感でしかないのだけれど、私この作品好きそう。

身も蓋もない理由だけど、活字オタクの本能が言っている。

多分、これは当たり。 

『ある男』平野啓一郎(文藝春秋) 

ある男

ある男

 

 彼女の夫は「大祐」ではなかった。夫であったはずの男は、まったく違う人物であった…。平成の終わりに世に問う、衝撃の長編小説。

代表作「マチネの終わりに」(未読)が散々話題になったのに何故未読かというと、ベタベタの恋愛小説のようだったからです。

文学的恋愛小説は苦手ジャンルなんだけど、この作品はあらすじを読むと面白そう。

戸籍売買とか乗っ取られとか、偽装結婚とかそういう感じだろうか。(全然違ったらごめん)

いやいや、ちょい待て。あらすじ短くない?一行ってどういうこと。

これ、自信の表れと判断していいよね?

マチネの終わりにが伸びに伸びたから、期待を込めての 第3位。

『火のないところに煙は』芦沢央(新潮社)

火のないところに煙は

火のないところに煙は

 

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の「私」は、かつての凄惨な体験を振り返る。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。「私」は、事件を小説として発表することで情報を集めようとするが―。予測不可能な展開とどんでん返しの波状攻撃にあなたも必ず騙される。一気読み不可避、寝不足必至!!読み始めたら引き返せない、戦慄の暗黒ミステリ!

出たーーー!

「あなたも必ず騙される」

これね、絶対ハードル上げてるから。よくないと思うんだよね。

代表作「許されようとは思いません」は、図書館読了だったけど、人間が一番怖いって内容で、めちゃくちゃ面白かった。

買えばよかった。ていうか文庫になったら買うと思う。そのぐらい良かった。

嫌ミスっぽい感じで、今回も近しいのかなと感じております。

ハードル上げすぎのあらすじと、ホラー要素が強そうなので第4位

だけどね、私、騙されたい。騙されたいからめっちゃ読みたい。

騙すって言い切られたうえで、更に騙されることを期待しています。

何を隠そう、本屋大賞の中で一番に購入したのはこの本なのです。

『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ(文藝春秋)

そして、バトンは渡された

そして、バトンは渡された

 

血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。

だが、彼女はいつも愛されていた。

身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

おっとまさかの、マラソン的なバトンかと思いきや家族小説っぽい。 

代表作「あと少し、もう少し」(未読)だから、スポーツ小説を期待していたけど、こうきたか。

完全にイメージだけど、瀬尾さんのほっこりは外れなさそう。

多分心理描写と人間模様を描くのが得意な作家さんなんだと思う。  

妥当なイメージなので真ん中の第5位です。

『愛なき世界』三浦しをん(中央公論新社)

愛なき世界 (単行本)

愛なき世界 (単行本)

 

恋のライバルは草でした(マジ)。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。見た目が殺し屋のような教授、イモに惚れ込む老教授、サボテンを巨大化させる後輩男子など、愛おしい変わり者たちに支えられ、地道な研究に情熱を燃やす日々…人生のすべてを植物に捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか!?道端の草も人間も、必死に生きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇。

三浦しをんは外れない。

大体外れないよ、わかっている。

わかっているけど、あらすじがーーーー好きになれないのーーーー。

因みに三浦しをんは伊坂に続き作者買いしています。

だからもっと上位にいてもいいんだけど、三浦しをんって名作多いじゃないですか。

風が強く吹いている」とか「船を編む」とかさ。

だからさ、数々の名作より面白いの?本当に?大丈夫?

期待を裏切られそうで、期待値が下がるっていう不思議な現象を起こしました。

好きよ、私。先生のこと、凄く好き。

だけどテーマに一抹の不安があるので第6位です。

『ひと』小野寺史宜(祥伝社)

ひと

ひと

 

 母の故郷の鳥取で店を開くも失敗、交通事故死した調理師の父。女手ひとつ、学食で働きながら一人っ子の僕を東京の大学に進ませてくれた母。――その母が急死した。柏木聖輔は二十歳の秋、たった一人になった。
全財産は百五十万円、奨学金を返せる自信はなく、大学は中退。仕事を探さなければと思いつつ、動き出せない日々が続いた。そんなある日の午後、空腹に負けて吸い寄せられた商店街の総菜屋で、買おうとしていた
最後に残った五十円コロッケを見知らぬお婆さんに譲った。それが運命を変えるとも知らずに……。

初見の作家さんです。見事なまでに何も知らない。 

作品リストを見る限り、ふんわりほんわり系の人なのかな。

青春小説ということなので、可もなく不可もなさそうなので第7位です。

『さざなみのよる』木皿泉(河出書房新社)

さざなみのよる

さざなみのよる

 

 「小国ナスミ、享年43。」宿り、去って、やがてまたやって来る―感動と祝福の物語。

あらすじがまさかの一行だと・・・。

代表作「昨夜のカレー、明日のパン」(未読)第11回本屋大賞第2位で、知ってはいるけど好みじゃなさそうなのです。

ゆるっとしたストーリーが動かない作品は途中で飽きちゃうことが多いから、読まず嫌いです。

今回、覆してくれることを祈っての第8位

『熱帯』森見登美彦(文藝春秋)

熱帯

熱帯

 

 汝にかかわりなきことを語るなかれ――。

そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。
この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、この言葉の真意とは?
秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。
幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ!

我ながら呆れるような怪作である――森見登美彦

皆大好き森見登美彦先生です。まさかの全未読です。

本屋でこの作品をお見掛けしました。まごうことなき鈍器です。

初見本で鈍器の購入は悩んでしまうけれど、あの分厚さでGOサインが出るくらい人気なのでしょう。そうでしょう。

皆本当に好きよね。

ひねくれているから手を出していないのもあるけど、なんかリア充なんだよね。

代表作「夜は短し歩けよ乙女」とか、リア充じゃないと読んだらダメな気がするの。

ダメっていうか鬱になりそう。

本作は恋愛要素は薄そうだけど、長くてややこしそうなの。

はまれば面白そうだけど、思い悩む。まぁ、買うんだけどね。

皆が面白いって言うものを、面白くないと言える勇気が私にはあるだろうか。

不安を抱えたまま、予想を裏切ってほしい第9位です。

『ひとつむぎの手』知念実希人(新潮社)

ひとつむぎの手

ひとつむぎの手

 

 大学病院で過酷な勤務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗すれば…。さらに、赤石が論文データを捏造したと告発する怪文書が出回り、祐介は「犯人探し」を命じられる。個性的な研修医達の指導をし、告発の真相を探るなか、怪文書が巻き起こした騒動は、やがて予想もしなかった事態へと発展していく―。

医療小説が好きで、推理小説が好きなら知念実希人は外せないと思うんだけど、世の中程の評価を私はしていない。

何故ならこのジャンルのTOPは間違いなく、久坂部羊だ。

だからいまいち物足りないんだよね。表紙のせいもあるけど漂うラノベ感。

あらすじだけは毎度毎度面白そうなんだけど、がっかりすること数知れず。

今回は異なることを願っているけれど、裏切られまくっているので第10位です。

代表作「時限病棟」「札幌アンダーソング

<おまけ>期待値とは別に、読まないで順位予想してみる。

大人の事情を鑑みても、ぶっちゃけ伊坂は無いと思う。

本屋大賞がほっといても売れるから。

余程の事態が無い限り1位には持ってこなさそう。もし私が書店員なら、過去の伊坂作品押しのけるくらいの傑作じゃない限りは推さないと思うし。

恩田陸→辻村深月→の流れだと、やっぱ森見登美彦来そうな気がするんだよなぁ。

次点で瀬尾まいこかなぁ。

でもなんか、瀬尾さんは風格がね、ちょっと違うん気がするんだよ。

過去に謎解きはディナーの後でが大賞になったりするから、何とも難しいところなんだけど。

そして、そろそろ世間が芦沢央に驚愕する時代が来るんじゃないかと信じてる。嫌ミスっていうかおどろおどろしいから、好き嫌いが別れそうなのが惜しいよね。

個人的には湊かなえの対抗馬になると思っている。

よし、決めた。

世間とのズレを考慮して修正したらこんな順位でどうだろうか。

1『熱帯』森見登美彦(文藝春秋)
2『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ(文藝春秋)
3『火のないところに煙は』芦沢央(新潮社)
4『ベルリンは晴れているか』深緑野分(筑摩書房)
5『フーガはユーガ』伊坂幸太郎(実業之日本社)
6『ひとつむぎの手』知念実希人(新潮社)
7『愛なき世界』三浦しをん(中央公論新社)
8『ひと』小野寺史宜(祥伝社)
9『さざなみのよる』木皿泉(河出書房新社)
10『ある男』平野啓一郎(文藝春秋)

 

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

本日、おしまい。