より子の言の葉。

30代半ば独身女の読書ブログです。

【読書感想】”この世でいちばん大事な「カネ」の話”を読んだら西原理恵子の印象が激変した。

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こんばんは、より子です。

なんとなく良い印象が無くて読まず嫌いだった西原理恵子さん。思いのほか面白かったので紹介したいと思います。

この世でいちばん大事な「カネ」の話 by 西原理恵子

「生まれて初めて触ったお金には、魚のウロコや血がついていたのを覚えている」―お金の無い地獄を味わった子どもの頃。お金を稼げば「自由」を手に入れられることを知った駆け出し時代。やがて待ち受ける「ギャンブル」という名の地獄。「お金」という存在と闘い続けて、やがて見えてきたものとは…。「お金」と「働く事」の真実が分かる珠玉の人生論。TVドラマ化もされた感動のベストセラー、遂に文庫化。

(え、ドラマ化してるの?・・・世の中のことを知らなさ過ぎて恐いです。初心者ブロガーを卒業したら世間知らずブロガーに変えようかな。)

この本は挿絵程度のイラストはありますが、漫画ではありません。活字本ですのでご注意ください。

この本を読むまでの私の中の西原理恵子さん

・パーマネント野ばら(未読)
 →アル中旦那と結婚して色々苦労してそうだね
 全然違う内容でした。素で間違ってました。

 映画『パーマネント野ばら』予告編 - YouTube
・毎日かあさん、ぼくんち(未読)
 →読みづらいことこの上ない
・画力対決(斜め読み)
 →興味が持てない
高須院長の恋人
 →Twitterでたまに見かける。バブリーだなぁ。
・ダーリンは70歳シリーズ(読了)
 →滅茶苦茶面白い!こんなに面白い人だったんだ

ということで、作品はたくさんあるのに高須院長絡みの西原理恵子さんしか知らないのでありました。「なんだか凄く話題になるし、本屋でよく見かけるけど何が凄いの?サブカル的な人たちが支持しているのかな。」っていうくらい無知でした。ごめんなさい。

まぁそれでも、絵は苦手だし、毒舌なイメージがあるし、高須院長のおかげだろうっていう思い込みでなんとなーく避けていたのです。思い込みって怖いですね。この本を手に取ったのは「カネ」の話だったからです。金持ちと付き合ってる人が何を語るのだろうということで手にしたら全然違いました。

西原理恵子さんの半生と生き方の本でした

貧困が貧困を産む。貧困の中にいると自分が貧困であることすらわからない。そこから抜け出るのは大変で、とてつもない決意と努力がいる。「カネ」が無かった。だからがむしゃらに生きてきた。「カネ」を稼ぐことは生きること。生きるために働くこと。

作中で著者も主張していたが、日本人は「お金の勉強」が何故か卑しいことだと思われる。私が現物株持っているというだけでちょっとひかれたり「凄いね」って言われたり、これだけ情報の溢れている世の中で、何でそういう反応になるんだろう。中小零細の末端事務員ですよ。少しでも増やそうと思うことが卑しいことですか?楽して稼ごう、不労所得を得ようって話じゃないよ。宝くじ買おうか悩むくらいなら、ちょっとは投資でググレカ・・・

興奮してしまいました。

つまりそういうことなんですよ、えげつなく思われる世の中で、それは違うよと声を大にして言ってくれたのがこの本です。

もっとちゃんと「カネ」のことを考えよう

働くっていったい、どういうことだと思う?
子どもから見たら、大人の世界はすごくたいへんそうに見えて、何だか「感じが悪い」って思ってるかもしれない。
でもね、身近な大人に聞いてみてごらん。初めてお給料をもらったときのことや、お風呂つきの部屋に引っ越したときのことを。
きっと、ちゃんと覚えていると思うよ。だってそれは、働いて稼いだ自分のお金でつかんだ「しあわせ」、だから。(p83より)

(そういえばこの本は、多分若い子に向けて書いています。こうならないようにってアドバイスを込めて、大変わかりやすい優しい言葉で書かれています。)

私が初めて稼いだ自分のお金は、高校時代のアルバイトだと思うのですが「親に扶養されていた事実」がある限り、「完璧な自分のお金」ではないような感覚でいます。

やはり一人暮らしをしながら生活以外に「自由に使えるお金」を得たときの喜びは言葉に尽くせません。紆余曲折の人生です。やっと「一人前」になったと思いました。庇護されることなく自分の足で歩けるあの感覚を思い出しました。

著者の凄いところは良い話だけで終わることも出来ただろうに、ギャンブルにはまったことも書かれています。麻雀で5000万円溶かしたっていうのに、お金が尽きることなく稼いでいたっていうのも凄いですが、本質は「いつどこでどうなるかわからない」ってことですね。そのためにちゃんと皆お金について考えよう。繰り返し繰り返し訴えるのはそれでも考える人が少ないからだと思います。

「カネ」を稼ぎ自分の足で自分の人生を生きることは美しい

何故、高須院長が著者を選んだのかちょっとわかる気がします。

自立している女はこれ以上なく美しい。

なんて実家暮らしの私が言うのもなんですが、著者の半生と生きざまを垣間見て、ちょっと、いやかなり尊敬する人になりました。

西原さん、強い人ですよね。私も強く生きたいと思います。

本日、おしまい。

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

  • 作者:西原 理恵子
  • 出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011-06-23

<編集後記>2018.08.28

 女の子って年じゃないけれど、この本も読みたいと思います。

(積読本が減らない罠)