より子の言の葉。

30代半ば独身女の読書ブログです。

肯定してくれてありがとう。「だれでも書ける最高の読書感想文」

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どうも、人生迷子のより子です。

読書感想文が苦手だったのに、読書ブログを始めたどMです。

(自ら苦境に追い込む姿勢、嫌いじゃない。)

思い起こせば「勉強全然してないよー」と言いながら、滅茶苦茶勉強していた見栄っ張りでもありました。

読書感想文も何回も何回も書きなおして、哲学じみた謎の怪文を提出していた記憶があります。

はてさて、そんな迷走を止めるべく基本に戻ろうと手に取ったのがこの本です。

一言「ありがとう」と伝えたい。

「だれでも書ける最高の読書感想文」齋藤孝

内容紹介

 宿題、試験、レポートなどで、読書感想文に頭を悩ませている人は少なくない。

本選びで迷ってしまう、そもそも読書がきらい、文章を書くのが苦手―理由はさまざま。

でも、感想文はコツさえつかめば、どんな人でもスイスイ書けてしまうのである!身近な話題の活用法から、「もしも」ではじめる発想法、NGワード、タイプ別お薦めの本までやさしく丁寧にレクチャー。

「読む」「書く」前に必読の指南書。

声に出して読みたい日本語で有名になった著者です。

日本語はこんなにも美しいと、当時朗読をやっていた私は夢中で読んでいたものです。

祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。

美しい言葉を目の前に日々読書をする私にとって、私自身の言葉なんて本当に塵と同じです。

どんなに足掻こうと、海の藻屑なのですよ。

活字オタクであるがゆえに、自分の活字を好きになれないという、大いなる矛盾を抱えてキーボード鳴らす日々ですが、

そこにあるのは、絶望です。

仕事が終わり、PCに向かい、藻屑を広げる行為に自問自答しながら悶々としている私に、「そのままで大丈夫」って教えてくれた本書は、絶望からの蜘蛛の糸です。

とりあえず書くことを続けようと思える1冊なのでした。

中学生・高校生くらいの若い子に向けて書かれているのですが、もっと若い時に読みたかったです。

本書を読んでから読書感想文を書いていたら、今頃立派な書評家になっていたかもしれません。

昔の課題図書ってつまらなかったと思いませんか?

今が面白いかどうかは独身の私は知りませんが、少なくとも私の時代の読書感想文は、それはそれは窮屈でした。

2000字以内と言いながら1900字くらいは書かないとマイナスされる風潮。

自分でもよくわからない比喩とか使わなけばいけない雰囲気。

そして課題図書って例外なく読みづらく、つまらない。

私の知能レベルの問題かもしれませんが、ずっこけ三人組とかで読書感想文を書いても良かったのでしょうか。

優等生を演じていた私にその勇気はありませんでした。

みんなちがって、みんないい

自分の言葉で、自分の思いが表現できるというのは、それだけですばらしいことだ。

たったこれだけのことを、何故学校の先生は教えてくれなかったのだろう。

「教える技術」を全力で読ませたい。

100歩譲って

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」

を復唱させたい。

大体、読書感想文の書き方なんて習ってない。

習ってないのに書けという。

ゆとりか、これがゆとり教育か。(※世代ではない)

ともかく、この五十六の精神をもって「褒めるべき」だと思います。

「感想」とは「自分の意志の決断」です。

大いなる決断を存分に褒めて欲しい。認めて欲しい。

と、小さなころの私がが叫びたがっているのです。

本書のポイント

  • リアルタイムで記録する
  • 伝えたいことを3つに絞って、優先順位をつける
  • 読んだ前後の感情の動きをつかむ
  • 普通じゃないことに目を向ける

作者と会話しているような気分で、自分の感じたことをいろいろ書きこんでいく。読んだばかりの感覚が新鮮なときに、自分の心の中にわいてきた思いを残しておく。「あとから考えよう」ではなくて、その場で残す。

ところてん脳だと自覚したのは最近です。

アウトプットしてこなかったことが大変悔やまれますが、やはり「臨場感」は大切だと思います。

私が読書で大切にしているのは「読みやすさ」と「読後感」です。

余韻が残る本は素晴らしいです。

映画の中に入り込んだように、本の世界から出られない。

その気持ちを思いのままにぶつけたい。

それが、私にとっての「読書感想文」になるのかなと思いました。

本書にはもっとより具体的な、テクニックと例文が載っています。

選書の方法も載っています。凄く参考になりました。

でも、私はそれについては語りません。

小手先のテクニックよりも、全ては感情の問題なんだと理解したからです。

意思を強く持とう。私の気持ちは、自由なのだ。

と、かっこつけて本日おしまい。

おまけ

本書で一番初めに紹介された本は、なんとびっくり

”この世でいちばん大事な「カネ」の話”を読んだら西原理恵子の印象が激変した。

最近感想を書いたこの本なのであります。

ちょっと運命を感じました。

っていうか本との運命に敏感過ぎて、男との運命を感じない仕様なのではなかろうか。

大 問 題 発 覚。

「運命の男が見つかる本」とか普通にありそうで怖い。

読まない。読まないからね。そいつは運命の本ではないのです。

本日、本当におしまい。ちゃんちゃん。 

だれでも書ける最高の読書感想文 (角川文庫)

だれでも書ける最高の読書感想文 (角川文庫)

  • 作者:齋藤 孝
  • 出版社:KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2012-06-22