より子の言の葉。

30代半ば独身女の読書ブログです。

心にときめきを。「キュンとしちゃだめですか?」

f:id:bookbb:20181020223402j:plain

どうも、相も変わらず人生迷子のより子です。

独身・ワープア・持病ありの三重苦です。

今日も元気に生きています。

ゆるふわOL10年目くらいだと自認しているのですが、

先日「それはもうすでにお局だ」と言われました。

イライラしていたら生理痛より更年期を疑われかねないそんなお年頃です。(いや、まだちょっと早いはず。)

カルシウムより活字不足です。

今日はギスギスした心をもみほぐしてくれる本の紹介です。

「キュンとしちゃだめですか?」益田ミリ

内容紹介

胸がドキッとする。

なにげない仕草にグッとくる。

口元がにやける。

なぜか目が離せない…。

どこからともなくやってくる、そんな症状を「キュン」といいます。

オンナは日夜、様々なシチュエーションでキュンと胸をときめかせているんです。

そんな選りすぐりのキュンをイラスト&エッセイに。描き下ろしの最新キュンも収録。

見開き2Pのショートエッセイ集です。

益田ミリさんは全独身女性の味方です。

名著「結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日」の作者さんです。

女の人生なんて迷い道ばかり。

焦っていてもしょうがない。なるようになるさと励ましてくれる著作が多いのですが、今回はニヤニヤしてほっと肩の力が抜けるようなエッセイ集です。

最近ときめいたのはいつですか?

著者が語る数々の「キュン」としたエピソード。

その中には共感するものもあれば、「えーそんなんでキュンとしちゃう?」なんて話もあります。

本書は益田さんと恋バナをしているような気分になります。

女同士カフェで何時間も恋バナをしていたのは、もうだいぶ昔の話です。

あれはきっと20代までの特権なんだと思う。

自分の話ではなくても、友人の恋を覗き見した気分で盛り上がる。

片思いの友達の背中を押したり、のろけを聞いたり、話したり、キャッキャウフフとハートマークを飛ばしていた頃が懐かしいです。

今女友達と話すのは「老後」「介護」「健康」の話です。

悲しいですか?夢が無いですか?

これが30代半ばの現実です。

そこではたと気が付くのです。

最近、ときめいたのはいつだろうと。

友人に話せるような恋は何年お休みしているのだろうか。

話せる恋バナなど持ち合わせていない

だけど、「恋未満」の「キュン」ならあるのかもしれない。

「恋未満」の「キュン」を絞り出してみる

私のときめきポイント

  • 100kmマラソン完走する変人スポーツマン
  • 100kgベンチプレス余裕な変人マッチョ
  • 100冊月間読了する変人読書家

はい、これがおひとり様の理由です。

違う、そんな話がしたかったわけじゃない。

日常のありふれた光景で、心がクスッとするような一コマ。

私はそんな風景を語りたいのです。

・・・

いやもう本当に思い浮かばないから、一旦下書きにしたよね。

なんならちょっとお風呂でも入れば思い出すかなとか試してみるよね。

・・・

女子四人のランチ会。

好きな男に言われたらキュンとくるセリフってある?

気軽に聞いてみれば、「ちょっと考えさせて!」と本気モードである。

(中略)

「こんなに好きになたことはない」

「お前にはオレしかいない」

「あの中で一番かわいかったヨ」

「同じ曲が好きなのがわかって嬉しかった」

 ですって奥サン。

そもそも好きな男がいないけど、そうね。

「すすめられた本読んだけど、面白かったよ」

私、このセリフで何回恋に落ちただろう。

体感だけど、100人にすすめても読んでくれるのは一人か二人です。

そんな低打率なのにさらに「面白い」って言ってくれる人は少ないです。

現代人は忙しいのかな。

それとも私が絶世の美女だったら皆読んでくれるのかな。

まぁだから、キュンとしちゃうのはしょうがない話なのです。

(こんなに簡単に落ちる女なのに、何でおひとり様なんでしょう。謎です。)

何歳になったってときめいていいんです。

タイトルにあるように「だめですか?」って聞きたくなる気持ちが凄くわかります。

おばさんだとは思っていないけれど、お局と呼ばれる私がときめいていいんですかね。

なんとなく、世間体と呼ばれるものが、それを許してくれるようには感じないのです。

だから、トキメキ不感症なのかもしれない。

随所で益田ミリさんも、いいのかな、いいよね。って自分の年齢を考えながら控えめにする「キュン」があります。

でも時には大胆に「だから、キュンとしてあげるのをやめたのであった。」なんて書いてあったりもするのです。

この強気の感じが、私も許されたような気持ちになってしまいました。

そして思うのです。

何をどうしたいわけじゃない。ただただ、萌えたいのだと。

心の中でくらい何を感じようと許してくれよと。

ねぇだから、キュンとしよう

本書にはたくさんのキュンがあります。

定番の「ドアを押してくれる男子」「左利きの男の子」から

細やかな観察で見つけた「ピンバッジを付けている人」「メールの打ち間違い」など

言われてみれば、確かにわかる。ああそうそう、私のトキメキポイントもこれだわ。なんて考えると思います。

そうしてそのシュチエーションを思い浮かべてニヤニヤしましょう。 

そうしたら、ちょっとだけ毎日が楽しくなると思うのです。

本書を手に取り些細な日常を細かく観察すると、今まで見つけられなかったトキメキがあるかもしれません。

何歳だって女。ときめきは自由なのです。

おまけ

仕事の電話がかかってきて、おちゃらけていたのに、急にお仕事モードにキャラ変わる人、凄くいい。

ギャップに萌える。

短いネクタイにも萌える。朝、急いでいたのかな。

可愛いってなる。

ときめきのハードルが低ければ低いほど、人生の幸福度が上がる気がする。

キュンとしちゃだめですか? (文春文庫)

キュンとしちゃだめですか? (文春文庫)

  • 作者:益田 ミリ
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売日: 2016-06-10